観想

こんにちは、

CS60代々木上原 三六九堂の志岐です。

 

本日は「無為自然」を体感的に理解するための訓練法をお伝えします。

 

 

観想とは？

 

　　別名「オープンモニタリング法」とも呼ばれ、ここ十数年で多くの研究例が蓄積されてきた精神修養の技法。

京都大学の調査によれば、平均で920時間の感想を行なった者は、自己にまつわる物語（ネガティブな妄想）が発生しにくかったとのこと。

マックス・プランク研究所などが行なった別の試験では、精神トレーニングの初心者に一日30分の訓練を３ヶ月続けさせたところ、大半の参加者が未来への不安や過去への後悔を感じにくくなり、客観性のレベルが増加した。

 

 

＜一般的な観想法＞

 

１）　リラックスして座り、どの対象にも集中せず意識がさ迷うに任せる。

身体の感覚が気になったら「いま腰の痛みに注意が向かった」とだけ観察し、家の外の音が気になったら「いま音に注意が向かった」とだけ観察する。

もし「こんな訓練に意味があるのか？」と感じた場合も、同じように「いま『こんな訓練に意味があるのか？』と考えた」と観察する。

 

 

２）　そのまま、事前に決めた時間まで観察作業を続ける。ここで最も大事なのは、脳内で物語が発生するままにしておくこと。

観想の間に頭に浮かんだことに対して、「好き・嫌い」「良い・悪い」「正しい・間違い」「面白い・つまらない」といったジャッジをしないように心がける。

もし「この痛みは嫌いだ」などと考えたときは、自分を責めずに「いま私は『この痛みは嫌いだ』という思考が浮かんだ」と思い直して、再び観察モードに切り替える。

 

〜鈴木祐 著「無MU（最高の状態）」より〜

 

 

 

要は簡潔にいうと、

 

今ここに現れる

 

思考・感情・感覚を

 

ただ見る（観察する）ということです。

 

言葉で伝えるとシンプルですが、

人間にとってはこれが実に難しい。

 

なぜなら気を抜くと一瞬にして

思考・感情・感覚によって作られる

「物語」の世界に埋没してしまうからです。

 

そしてその「物語」があたかも真実と思い込み、また新たな葛藤に悩み苦しむ、といった「沼」にハマっていきます。

 

 

でもそこで諦めず、

沼にハマっていることに気づけたら、

またそこから観察を続けていけばいいのです。

 

 

これからは、

 

あるがままの事実しか見ない

妄想ストーリーには捉われない

 

と決意してください。

 

そうすれば

２４時間観想モードになる日が来るかもしれません。

 

是非お試しください。

 

 

ということで今日も一日

起きるがままに任せて生きましょう！

 

 

かんながら