細胞膜を再生する良い油

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細胞膜を再生する良い油

セルフケア

2025/05/07 細胞膜を再生する良い油

こんにちは。

CS60代々木上原 三六九堂の志岐です。

 

前回は身体を酸化させ、老化と病気の原因となる「悪い油」 についてお伝えしました。

 

今回は細胞膜を再生して元気で若々しく健康を維持するための「良い油」についてお伝えします。

 

まず選ぶ際に以下の3つのポイントがあげられます。

 

1)酸化しにくく加工工程の少ない油

2)ノンGMO=遺伝子組み換えではない油

3)穀物の餌を与えていない家畜の油

 

まずご自宅で加熱調理する際におすすめの油は、

植物系だとココナッツオイルです。

 

独特なココナッツ臭のない無臭タイプも出ているので、天ぷらなど和食にも問題なく使えます。

 

動物系だとラードです。

 

理想は放牧豚でノンGMOの純正ラード(100%豚脂)。

これで肉野菜炒めなど作るとコクが出てとても美味しいです。

 

また常温で積極的に摂って欲しいのが、

オリーブオイル(エキストラバージンであればなお良し!)

オリーブオイルも加熱しても酸化しにくい油ではありますが、サラダにかけたり、スムージーに入れたり、お刺身にかけたり、常温で摂る方が栄養素の恩恵を受けることができます。

 

あと常温で摂って欲しいのは、オメガ3のエゴマ、亜麻仁油です。

(加熱したら酸化しますので、絶対常温で!)

 

人間にとって必要な必須脂肪酸としてオメガ3(αリノレン酸)とオメガ6(リノール酸)があります。

これらは体内で生成できませんので、食物から摂取する必要があります。

その際にとても重要なのが、オメガ3と6のバランスです。

この二つは体内で全く逆の働きをするので、どちらか一方が多くなり過ぎると身体のバランスが崩れてしまいます。

オメガ3と6の理想的な割合は、1:4と言われています。

 

しかし現在の日本の食事が欧米化している影響で、普通に食事を摂っているだけで、その割合は1:20から1:40と極端にオメガ6に偏りやすい傾向にあります。

オメガ6を摂り過ぎると、アレルギーを促進したり、血栓を作ったり、炎症を起こしたりします。

ですからバランスを取るために積極的にオメガ3を摂取することが大切になります。

 

もう一つおすすめなのが、グラスフェッドバターです。

広大な牧草地で放牧されて、牧草のみを食べて育った牛のミルクから作られたバターです。

日本の一般市場に出回っているバターは、遺伝子組み換えの穀物に、抗生剤や成長ホルモン剤などが添加された餌を食べた牛のミルクから作られたものですので、全く似て非なる物です。

 

グラスフェッドバターはオメガ3と6が理想的なバランスとなっていますので、健康と美容のためには最高の油と言えます。

 

私は毎朝1杯のコーヒーに20〜30g入れて撹拌して乳化させて飲んでいます。

一般のバターよりも値段が高く、さらに物価上昇でかなり高価なものになってしまいましたが、美容と健康のための投資と考えれば、食生活の中に取り入れる価値は十二分にあると断言できます。

 

ネット上にはバターなどの飽和脂肪酸を悪い油とする意見も多くありますが、そのほとんどは摂りすぎると肥満になるという理由です。

しかし肥満の原因の大半は粗悪な油(トランス脂肪酸・加工油)と炭水化物(糖質)の組み合わせによるものです。

外食の丼物(天丼・カツ丼)やハンバーガーなどのファストフードですね。

 

また人類が誕生してから700万年の歴史の中のほとんどは狩猟採取で過ごしてきたわけで、農耕文化はまだ1万2千年ほどです。

それを考えれば飽和脂肪酸は我々人間にとってとても重要な栄養素であると言えます。

それを悪者扱いするのは、何か恣意的なものが働いていると感じてしまいます。

 

何にせよ、良質なタンパク質と脂質を摂っている分には、太ることはありませんのご心配なく。

 

あと摂り過ぎて良いものなんて何一つありません。

過ぎたるは及ばざるか如しです。

なんでもほどほどに、バランスが大事ですね。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

それでは今日もご機嫌な一日をお過ごしください。

 

かんながら

 

 

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