超スゴイ！腸のはなし１

こんにちは。

毎朝便意で目が覚める三六九堂の志岐です。

 

今や「腸活」という言葉もポピュラーになり、健康を維持するには腸を整えることの重要性がだいぶ認知されるようになりました。

 

そこで改めて今回は超スゴイ腸についてお伝えしたいと思います。

 

日本語には、

 

腹が立つ＝怒り

腹黒い＝裏表がある人、悪巧みする人

腹を決める＝覚悟、決心

腹が据わる＝度胸がある

腹を括る＝覚悟

腹を割る＝打ち明ける

私腹を肥やす＝不正な手段で利益を得る

腹（腑）に落ちる＝理解・納得する　気づき

 

などたくさんの腹を使った慣用句があります。

 

このように私たちは心（脳）と腹（腸）を結びつける言葉を昔から無意識に使っています。

 

また、大勢の人前での発表や試験の前に急にお腹が痛くなって下痢をしたり、旅先などの環境の変化で便秘になったりもしますよね。

 

これらの原因としては自律神経やホルモンなどが相互に関与しているためで、この関係を「脳腸相関」と呼ばれています。

 

科学者の間でも腸は「第二の脳」と言われていますが、実は腸が「第一の脳」なんじゃないの？！と思われる報告もたくさん出てきています。

 

 

＜カラダは「腸」から作られる＞

 

私たち人間は、発生学において「腸」が最も初期に形成される器官と言われています。

 

原始腸管と呼ばれる管状の構造から、口と肛門ができて、さらに肝臓、肺、そして「脳」が形成されます。

 

実験で無菌マウスの脳を調べると、学習能力が無く、性格も無気力で無謀な行動をするそうです。

 

脳は神経伝達物質があって初めて脳として機能しますが、その神経伝達物質の一部は腸で作られています。

 

もっと厳密に言うと腸内に住む細菌によって作られています。

つまり腸内細菌がいないと、脳は育たないということです！

 

こう考えるといかに腸内細菌叢とそれを育てる腸内環境がどれだけ大切かがより深く感じられると思います。

 

さらにクラゲやイソギンチャクのように脳のない生き物はいますが、腸のない生き物は存在しません！

 

生き物の進化においても、まずは腸が作られ、その周囲に神経系が作られ、その後に脳が作られます。

 

まさに生き物にとって生命の起源は「腸」！ということです。

 

ということでまた次回も続けますね。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました！

 

それでは今日もご機嫌な一日をお過ごしください。

 

かんながら